9月14日長岡赤十字病院で災害医療従事者研修会が開催された
今回は石巻赤十字病院の石井正先生の特別講演があった
石井先生は石巻の最後の砦となった石巻赤十字病院でスーパーマンのごとく活躍され、NHKスペシャルや他の番組でも報道された
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石巻赤十字病院 石井正先生 |
講演の内容はざっと以下のとおり(多少違うかも)
◎周到な準備の後に起きた大震災
時計の針を3月11日のあの時間から戻してみると
06’.5海岸部から内陸部の現在地へ病院が新築移転
(免震構造、広いロビー、酸素配管のある壁)
08’~09’DMATに参加
10’.1.22石巻地域災害医療実務担当者ネットワーク協議会の立ち上げ
11’.2.12宮城県災害医療コーディネーターを県知事より委嘱
◎大ローラー作戦
300以上の避難所の様子をアセスメントシートで管理
この膨大な情報を毎日更新
衛生環境が劣悪だとわかり市に改善を要望、自らも行動
NTTドコモやいろいろな仕事の飲み友達がいて協力してくれた
(中継局ができたり、簡易水道ができたり)
◎石巻圏合同救護チーム
いろんな組織から派遣された医療チームが個別に活動するのは非効率
災害医療コーディネーターが一元的に統括する石巻圏合同救護チームが誕生
◎エリア・ライン制の導入
石巻圏をすべて管理するのは困難 14の地域に分けて管理
これにより新潟県も2ライン(2つの医療チームが常に常駐する)の医療支援が可能となった
詳しくは日経メディカルonline
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t138/201105/519580.html
石井先生の講演ではリーダーとはどうあるべきなのかということを教えて頂いた
院内3大キレキャラのひとりということであったが、これをを封印
他人へはありがとうの感謝の気持ちを持つ
いろいろな問題にはすぐ介入、即決、即行動
コミニュケーションをよくとる (電話代がとてつもない額に)
日赤の災害服で活動していたが、いろいろなチームの代表としてはよくないということであえて私服に着替えた
などの逸話を聴くことができた
1時間の講演はテンポよく面白い話が多かったが、その影で随分な御苦労があったのだろうと推測された