首都直下型大地震発生
埼玉県航空自衛隊入間基地に重傷患者が集められ、広域医療搬送が行われることになった
十日町病院DMATは新潟空港にて自衛隊の大型ヘリCH-47愛称チヌークに乗り込み入間基地に向かう予定であったが、群馬県内の豪雨により飛行は中止
飛行予定であったCH-47 |
既に高速道路を新潟空港に向けて走行中であった我が隊は、CH-47飛行中止の連絡を受け三条燕ICでUターンし、埼玉方面へ向かった
途中群馬県では猛烈な豪雨があり、我が隊の通過直後に高速道路は閉鎖になった
入間基地に近づくと四国DMATが乗り込んだ高松空港からの自衛隊C-1輸送機が高度を下げ着陸態勢にはいっているのが見えた
四国DMATが乗り込んだC-1輸送機 |
広大な入間基地内には電車が走る
ランニングをする隊員、自転車で移動する隊員、多数の参集するDMATのために交通整理をする隊員
SCU(Staging Care Unit)の格納庫内は既に運ばれてきた傷病者やDMATであふれ返っていた
SCU本部 |
我が隊はSCUからCH-47までの傷病者搬送
午後になり四国DMATは再びC-1輸送機で高松空港に戻っていった
するとあふれ返っていたSCU内は少しガランとしてきた
SCU内より滑走路をのぞむ |
その後CH-47の機内で傷病者の搬入と搬出などの訓練の機会があった
自衛隊の方にはとてもよくして頂いた
東日本大震災では初の広域医療搬送がおこなわれた
被災地内の病院では通常の医療レベルを維持できないため自衛隊機を利用し遠方の病院へ重傷者を搬送する作戦である
次にこの作戦がおこなわれるのはいつか
高速道路の通行止めは解除されておらず大渋滞のなか帰宅した
地震と水害・・盛りだくさんの一日であった