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2011年4月13日水曜日

AED

ある日の午後、入院中のAさんが急変した
CPA!

胸骨圧迫開始

AEDが来てパッドをはる

『解析中です』


AED

しばしの静寂


『ショックが必要です』
『充電中です』
『患者から離れてください』

ショック!

Aさんのからだがビクッとはねた  


再度胸骨圧迫開始

20秒後 Aさんの明らかな体動がみられた
頸動脈 拍動は良好

除細動成功!     
クオリティーの高いCPRと迅速なAEDの使用がものをいう

解析波形

解析波形での最終波形はVTであった (CPAなのでもちろん脈なしVT)

AEDは自動的に同期除細動をしていた

心電図波形のT波の部分に放電するとVFに移行してしまうことがある
これを避けるためAEDがR波の直後に自動で放電しているのである




除細動成功
 
放電の後、正常なQRS波形が出現
この時点ではまだPEAであろう

その後自己心拍が再開し体動がみられた

BLSインストラクター希望のナースのお手柄であった