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2011年6月19日日曜日

東北DMAT技能維持研修

平成23年6月18日~19日、仙台で東北DMAT技能維持研修が開催された

研修に先立ち、東日本大震災の犠牲者に1分間の黙祷が捧げられた

講習では講義とシミュレーション、机上トリアージ訓練などがおこなわれた


仙台急患センター


そして2日目、今回の目玉である討論「東日本大震災」

DMAT活動の内容と反省がそれぞれのキーパーソンから発表された

発表者により内容に差があったように思う

今回の震災は非常に広域で、活動した場所、時期により大きく状況が異なっていたためだろう


以下のようなことがとりあげられていた

初めて自衛隊機(C1輸送機)を使用した広域医療搬送がおこなわれた

病院支援のありかたも検討すべき

通信手段がなく非常に混乱した



福島県立医大の長谷川有史先生の原発事故に対する発表もあった

「私は新潟県人ですが、この福島が大好きです!」

悲しいまでにひたむきな姿勢に胸をうたれた




最後に福島県立医大田勢長一郎先生が、

「もしDMATがいなければ、こんなにスムーズにはいかなかった DMATの訓練が活かされたと思う」

とまとめられた

この言葉で自分の中にあったモヤモヤも少し減った気がした


研修終了後、仙台市宮城野区蒲生までいってきた

津波の傷跡はまだ痛々しい



更地になった土地と大きく破損したアパート


道路脇に流されたクルマが溜まっている



瓦礫こそずいぶん片付けられたとはいうが・・

土台だけになってしまった住宅地

道路の脇にはつぶれたクルマがゴロゴロ

うず高く積み上げれた瓦礫の山




まだまだ震災は終わっていない