研修に先立ち、東日本大震災の犠牲者に1分間の黙祷が捧げられた
講習では講義とシミュレーション、机上トリアージ訓練などがおこなわれた
仙台急患センター |
そして2日目、今回の目玉である討論「東日本大震災」
DMAT活動の内容と反省がそれぞれのキーパーソンから発表された
発表者により内容に差があったように思う
今回の震災は非常に広域で、活動した場所、時期により大きく状況が異なっていたためだろう
以下のようなことがとりあげられていた
初めて自衛隊機(C1輸送機)を使用した広域医療搬送がおこなわれた
病院支援のありかたも検討すべき
通信手段がなく非常に混乱した
福島県立医大の長谷川有史先生の原発事故に対する発表もあった
「私は新潟県人ですが、この福島が大好きです!」
悲しいまでにひたむきな姿勢に胸をうたれた
最後に福島県立医大田勢長一郎先生が、
「もしDMATがいなければ、こんなにスムーズにはいかなかった DMATの訓練が活かされたと思う」
とまとめられた
この言葉で自分の中にあったモヤモヤも少し減った気がした
研修終了後、仙台市宮城野区蒲生までいってきた
津波の傷跡はまだ痛々しい
更地になった土地と大きく破損したアパート |
道路脇に流されたクルマが溜まっている |
瓦礫こそずいぶん片付けられたとはいうが・・
土台だけになってしまった住宅地
道路の脇にはつぶれたクルマがゴロゴロ
うず高く積み上げれた瓦礫の山
まだまだ震災は終わっていない