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2011年10月30日日曜日

はやぶさの奇跡

9月16日十日町市民会館でJAXAの細田聡史先生の”はやぶさのくれたもの”の講演を聴いた

細田先生は小惑星探査機はやぶさのイオンエンジンの運用を担当した若きエンジニアである


私自身、前回の宇宙飛行士の募集の際には書類が間に合わず応募できなかった過去がある

今回は万難を排して出席した





話を聴いていると奇跡というよりは忍耐、辛抱の連続であったことに驚かされた

例えば

はやぶさに信号を送れる技術者は2人しかおらずこの2人が同時に倒れたらはやぶさは宇宙のゴミになってしまう

このプロジェクトの7年間2人は遠くへも行かず、風邪も引かないように注意し続けたという

当院の整形外科医も最少2人で膨大な仕事量を365日24時間続けていたがこれに匹敵する仕事であると思った



またリーダーについても触れられていた

このはやぶさのプロジェクトマネージャー川口淳一郎氏

1 ぶれないリーダー
2 あきらめないリーダー

この1,2をみごとにクリアーし理想のリーダーであったという



プロジェクトマネジャー川口淳一郎氏



このリーダーなくして はやぶさの奇跡はなかったという


医師は規模の差はあれ、チームのリーダーになることが多い

適性がある、なしは別問題で、こういう姿勢でいないとチームは動かせない

分野は違っても共通するものは多いと感じた


   

転落事故

8月のその転落事故の連絡はいつもと違っていた

ホットラインやERからの連絡ではない


勤務中、妻からの電話

妹が事故を起こした、救助中で直に運ばれてくるとのこと





ぶつかった電柱があとから倒れてきた
 
運転していたのは実父で、夏休みで帰省していた妹と、姪二人、母の合計5人が川に落ちた

現場は見通しのよい直線道路で居眠りが原因のようだ

大したケガもなく、入院もしなかった

現場写真をみると大ケガでもおかしくないのに

不幸中の幸いであった