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2012年5月25日金曜日

八箇峠トンネル爆発事故

工事中の八箇峠トンネルで5月24日午前10時30分ころ爆発事故が発生

このトンネルは十日町と南魚沼を最短距離で結ぶ夢の大動脈道路になるはずであった

事故を受けて、当病院のDMATは初期から待機要請がかかる

同日午後6時過ぎに出動要請


私と看護師児玉、嶋田それに消防から2名の隊員と消防の車両で出動

現地には午後7時半過ぎに到着、麓ではマスコミが取材をしている

実際の事故現場はそれから3km山中に入ったところで、かなり山奥だ

ドコモは圏外、auは使用可能

衛星携帯を持参しなかったことを反省する

国土交通省の車両が放つ明るい照明



トンネルから狭い扇型状に資材やヒモ、ブルーシートなどが無残に飛び散っている

トンネル内部は当初酸素濃度13%、CO濃度、可燃ガス濃度が非常に高く危険であったという



トンネルの横側から





現在もまだCO濃度は非常に高い

送風機による換気がが進められている


大型の送風機が設置される前



5月25日午前1時30分巨大なホースをつなぎ送風作業中




折りたたまれたビニールのホース 非常に重い
これを少しずつ深部へと継ぎ足していく過酷な作業である



夜間もずっと続く作業は困難を極める

CO濃度は依然として下がらずトンネル内の作業が行えない時間が続く

南魚沼、長岡、新潟市消防の救助隊もトンネルから出てくるたびに泥だらけになっている






無残にも葉をもぎ取られた木々が痛々しい



無残に変形、泥まみれになったスコップ


散乱する資材のかけら



2次災害も起こるかも知れず非常に危険な作業である

空気ボンベも大量に用意してあると聞く


トンネル内に突入する救助隊


トンネルから100m以上はある対岸の山肌に無数のゴミが吹きつけられているが見える


吹きつけられたブルーシートなどのゴミ


随分離れた、トンネルから直線上の場所に無残につぶれた車両がある

どこから飛ばされたのかもわからない

巨大な大砲がさく裂したようだ

無残な車両、どこから飛んできたのか

25日8時30分過ぎに長岡赤十字DMATに申し送りをして、撤収する




トンネルから200m以上離れているが資材が散乱


100mほど離れた一段下がった場所


トンネル反対側の被害は小さい 上の写真と同じ車両



一夜明け疲労もたまる救助隊員


作業を見守るDMAT隊員