FNNニュースより |
しかし低体温症はもっと身近でも発生している
独居の男性、冬期に自宅で石油ストーブの燃料が切れてしまい、そのまま意識をなくした
訪ねてきた人が家の中で倒れているのを発見し、救急搬送された
明らかに体が冷たい 意識はなく呼吸はあるが徐脈で、血圧が低い
深部体温は28℃以下
高度偶発性低体温症で非常に危険な状態だ
すぐさま加温輸液を開始
間もなく心室細動になり、心肺停止となった
電気ショックも高度の低体温症では効果は期待できない
心肺蘇生を開始した
簡易浴槽を組み立て、中に湯を注ぎ貯まるのを待った
準備ができ次第、患者を移した
スチール棚の枠にブルーシートをかぶせた簡易浴槽 |
湯温は42℃で加温をしながら、蘇生を続けた
しかし深部体温はほとんど上昇しない
結局自己心拍は再開しなかった