さすがに40m下は道路からの投光機の光もかすかになり、地底という表現がピッタリであった
事故車両のけたたましく鳴り続けるクラクションのため、傷病者との会話が難しく当初3名の要救助者は実は4名であった
2ルートからの救出であったがために現地本部での情報が一部錯綜した
崖下は光もかすかな地底状態 |
幸いにして生命の危険のある傷病者はいなかったが、ひとつ間違えば大惨事であった
一番の重傷者は車外に放り出されていた
たまたまガードレールの途切れているところから居眠り運転の車両が落下したとのことであった
道路からは救助隊、救急隊が小さく見える |
普段みることのできない貴重な救出現場に立ち会うことができた
私と看護師1名はトリアージ順位1位の負傷者に取りつき、観察と処置をしながら病院へと向かった